マイホームの購入は何から始める?流れやポイントも解説

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マイホームの購入は人生の中で数少ないビッグイベントのため、ほとんどの人が初心者の状態からスタートするのが一般的です。そのため「そもそも何から始めればよいの?」と悩む人も少なくないでしょう。

今回はマイホームの購入は何から始めるべきなのか?購入までの流れや失敗しないためのポイントとともに解説していきます。

第一章 マイホームの購入は何から始める?

第一章 マイホームの購入は何から始める?

マイホームの購入をする際には、はじめに以下3つの点を整理しましょう。

  • 予算を決める
  • 条件を整理してまとめる
  • 情報を収集する

それぞれ詳しく解説していきます。

予算を決める

マイホームを買う際には、まず予算を大まかに決める必要があります。予算の目安として参考になるのが、国土交通省がまとめている「住宅市場動向調査報告書」です。令和4年度版の「住宅市場動向調査報告書」によると、戸建住宅の平均購入資金は以下のようになっています。

注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査

※ 注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査

出典:「令和4年度住宅市場動向調査報告書

たとえば、土地購入を含む注文住宅の場合だと購入資金は5,436万円で、そのうち59.4%にあたる3,772万円をローンで返済していくのが平均的な予算だとわかります。

予算を大まかに決めたら、生活が困窮しない範囲でローンの返済額を決定していくことも重要です。月々のローンの返済額は返済比率を20~25%程度にすることが目安とされています。

返済比率 = (毎月の返済額×12) ÷ 額面年収

たとえば、額面年収が600万円の人だと、目安とする月々の返済額は10万円~12.5万円となります。

まずは大まかな予算を決めた上で、無理なく返済できるローンの金額を考えてみましょう。

条件を整理してまとめる

予算を大まかに決めたら、予算以外の条件も整理していきます。

はじめに絞り込むのはエリアです。エリアを決める際にはどこに住みたいと思っているのか、通勤や通学の時間はどのくらいまで許容できるのか、夫婦の実家までどのくらいの距離の場所にするのかなどを明確にしていきます。

エリアを決めたら、周辺環境を考慮していきます。駅やバス停までの距離などの交通の利便性、スーパーやコンビニまでの距離、周辺の人の多さや子育ての環境などがあるでしょう。

家の広さも重要です。家の広さは現在の家族構成と、その先に想定される家族構成などを考慮に入れて考えていきます。一般的な目安としては、2人家族の場合だと50m2、3人家族だと60~80m2、4人家族だと70~90m2、5人家族だと90~100m2となります。

家の構造も検討しておきましょう。木造にするのか鉄筋コンクリートにするのか、平屋にするのか2階建て、3階建てにするのかなどを検討していきます。

情報を収集する

予算と条件を大まかに決めたら情報収集をしていきます。モデルハウスを見たり友人の家を見たりして、実際の家がどのようなものかを確認するのが最もわかりやすい情報収集の方法です。その上で、住宅情報雑誌や住宅情報サイトを見て、予算と条件をすり合わせていくのがよいでしょう。直近数年の間に住宅を購入したことがある人にポイントを確認しておくことも有効です。

第二章 マイホーム購入の流れ

第二章 マイホーム購入の流れ

予算を決めて、条件を整理し、情報収集までできたら、購入までは以下のような流れになります。

  • 物件の絞り込み
  • 物件の申し込み
  • 売買契約の締結
  • 住宅ローンの申し込み
  • 引き渡し・引っ越し

それぞれのステップを簡単に解説していきます。

物件・施工会社の絞り込み

情報収集が一通りできたら物件や施工会社を絞り込みます。予算やその他条件が完全に合致する物件はレアなので、改めて実際の物件と自分の想定している条件を比較して、「この物件なら許容できる」というものを絞り込みましょう。

物件の申し込み

物件の絞り込みができたら、物件の申し込みをします。新築戸建の場合は、先着順で申し込みを受けることが多いです。買いたい物件が絞り込めているなら、申し込み方法を早めに不動産会社の担当者に相談しておき、購入機会を逸しないようにしましょう。物件によっては申込時に2万円から10万円程度の申込証拠金を預ける場合もあるので、事前に確認しておきましょう。申込証拠金は契約時に手付金の一部となり、契約しない場合には返却されます。

売買契約の締結

購入する物件が決まったら、売買契約を締結します。売買契約をする際には、不動産会社が重要事項を説明してくれます。契約を正式に締結すると、重要事項の説明はすべて理解したと見なされるので、後になってから「こんなはずではなかった」とならないように、よく確認して、わからないことは必ず質問をして納得いくまで説明してもらうようにしましょう。

住宅ローンの申し込み

売買契約を終えたら、住宅ローンに申し込みます。住宅ローンの審査では「人物」と「物件」の両方が審査されます。住宅ローンの審査に通らなかった場合は、一般的にはローン特約により無条件で売買契約が解除され、手付金や支払った仲介手数料は手元に戻ってきます。しかし、売買契約まで進んでいながらローン審査に通らないと、時間を大きくロスしてしまいます。可能であれば売買契約締結前にローンの事前審査を受けておくと、本審査のときにスムーズです。

引き渡し・引っ越し

売買契約から1ヶ月後を目安に引き渡しが行われます。引き渡しの際に実施することは、鍵の受領と、購入価格から手付金を引いたすべての金額を支払う残金決済です。ローンを組む場合は、買主側の銀行が手続きをします。引き渡しが完了すれば、いつでも引っ越しできるようになります。

第三章 マイホーム購入で失敗しないためのポイント

第三章 マイホーム購入で失敗しないためのポイント

マイホーム購入で失敗しないためには、以下3つのことが重要です。

  • 妥協できないポイントを明確にする
  • 売買契約の前にしっかり調査をする
  • あせって購入しない

妥協できないポイントを明確にする

妥協できないポイントを予めきめておきましょう。住宅購入の際には、限られた予算の中で、エリア、生活環境、利便性、家の広さ、家の構造など考えるべきポイントが多岐にわたります。理想どおりの家が見つかることも多くはないでしょう。

したがって、これらのポイントをリストにして、どれが妥協できて、どれが妥協できないかをよく検討しておくことが重要です。また、家族で意見が割れる場合は、家族の中でしっかり話し合って優先順位を決めておくことも大事です。

売買契約の前にしっかり調査をする

一旦売買契約を結んでしまうと、後戻りするのが難しくなります。場合によっては、支払った手付金が戻ってこなかったり、逆に違約金としてさらに費用が発生したりすることもあり得ます。

売買契約の前には、モデルハウスの見学だけでなく、実際に建てられた家を見学したり、周辺環境を歩いて調査したりするなどして、さまざまな角度から調査をするようにしましょう。

調査をしっかりしておけば、後になって「こんなはずではなかった」という事態を防げる可能性が高くなります。

あせって購入しない

あせって購入しないことも大事です。マイホームの購入ステップが進むと購買意欲が高まって、多少のマイナス点には目をつぶって購入したくなるかもしれません。しかし、マイホームは購入することが目的ではなく、理想の生活を実現することが目的で買うものです。「よい家だと思うが、何となく引っかかることがある」と思ったら、「見送ってもよい」くらいの気持ちをもち、常に冷静さの維持できるようにしましょう。

まとめ マイホームの購入を検討している方へ

まとめ マイホームの購入を検討している方へ

マイホームの購入は人生における一大イベントの1つです。事前に優先順位をはっきりさせて、ステップを確実に踏みながら購入するようにしましょう。

なお、住宅を購入する際には地震対策を考えることも重要です。大きな地震は一生のうちに何度も遭遇するものではありませんが、ひとたび大きな地震がくるとマイホームに多大な損害が出てしまいます。

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